▼関ジャニ∞ファンのひたむきさに感動してエールを送ります!
[2006年11月14日(火) ]

 

 11月12日の記事「関ジャニ∞ファンのとまどいにとまどう」にたくさん、「愛」のこもったコメントをいただき、感動しています。

 みなさんのコメントを読んでいてわかったことがたくさんありますが、まず何よりも「関ジャニ∞」は「エイト」でなければならない、ということです。「eighter」が「sevener」になってほしくない、という願いの切実さが直球で伝わってきました。

 発売元のテイチクレコードも、その点にはジャケットその他で、気をつかってくれているようですね。アーティストと事務所の間に立つことへの励ましのコメントもありました。

 ファンって本当につらいものだ、と思います。アーティストと音楽事務所とレコード会社との力関係はいろいろ変化しますが、音楽事務所がキャスティングボードを握っている場合、ファンあるいはアーティスト自身の想いと売り出し戦略がずれてしまうことが往々にして起こります。

 いま、もしかしたら関ジャニ∞も、その「ずれ」が始まって、これからどんな方向へ行くのかが見えず、不安な時期に突入した、と言っていいでしょう。

 これまで大きくプッシュされていなかっただけ、自由度もあった、それが事務所内での比重が「大人の事情」で高まると同時に、強力に特定の路線に乗せられていく……それが、関ジャニ∞にとって本当にいいことなのか、そう考えるのは全くもってもっともです。

 実際、ジャニーズ系(とくくってしまうことも実は問題ですが)は全く音楽的に好きではない私のパートナーが、たまたまテレビで関ジャニ∞のトークを観て、その率直でてらいのない、ある面では無邪気・純ともいえるのびのびとした発言と、自然体なふるまいをえらく気に入って絶賛していました。

 つまり関ジャニ∞のキャラクターは、アーティストとしては珍しく、ホンネは炸裂するし、きわどいギャグも飛ばすけれど、基本的に温かいハートを持って活動しているからこそ、私のパートナーの心に触れたのだと思います。

 話を戻すと、その新しい路線が、「関ジャニセブン」への移行だとすれば、こんなに哀しいことはありませんよね。それも、きちんと説明がされるのならばともかく、なし崩し的にこのまま7人での活動が基本になってしまったら……こんなしんどい気持ちを多くのファンが持つなんて、ある意味では残酷だと思います。

 さらに関ジャニ∞の素直にしゃべりまくる姿勢も、修正されるかもしれません。せっかくの魅力が失われていかないか、とても心配です。すでにライブなどかなりハードスケジュールになっており、急なスケジュールも入ってくる中で、メンバーたちも疲れているようです。

 しかし、ファンに対して誠実に、そして必死に取り組んでいる様子がみなさんのコメントからも目に浮かびます。 関ジャニ∞の年長の3人は、ジュニアとして一線を走っていたのにだんだんに仕事
がなくなりかなり苦労したそうです。「頑張りたいけど、頑張る場所がない」。それが関西限定とはいえ関ジャニ∞という場所を与えられて、素敵な笑顔を見せてくれるようになった……。小さな劇場で目いっぱい楽しんで歌っていた関ジャニ∞。優しさの源がわかります。

 そして eighter のみなさんたちがとっても冷静なのに驚きました。これだけコメントが付いて、荒れないでそれぞれの想いが率直に語られている、ってすごいことです。まさに関ジャニ∞の姿勢そっくりではありませんか。

 言いたいこと・言うべきことは言う、でもブログマナーはしっかり守られ、あげ足取りも挑発的なコメントもほとんど出てこない。アーティストとファンはお互いに鏡なんだなぁ、と思わずにはいられません。 だから一見きついコメントでも、気持ちはものすごくしっかりと伝わって来ます。

 「はみ出してたら行き着く場所に限界がなくなったグループ」あるいは「他とは違った飾っていない∞」また「コンビニのような感覚、近所のお兄ちゃん感覚があり見てるとほっこりするようなそんなイメージ」はたまた「放し飼い」「野放し状態」だったのに、「お金を設ける道具」となってしまっているように思える……あの事務所は「ファンの事」など決して考えてくれない……メンバーとファンが一生懸命手作りで作り上げてきた花園に土足で入られた感覚がする(グッズもあまりなく、ファンは8人のいろんなグッズを自由に手作りして楽しんでいた。それをみつけたメンバーもいつも喜んでくれていた)……でもみんな関ジャニ∞の全メンバー8人を信じています。

 ライブでは「お前らもメンバーやぞ!!」と必ず叫んでくれてる……しっかりメンバー間に絆がある……いい意味で8人はお互いがお互いの防波堤(一線を越えてしまったらうまく引き戻してくれる)でいる……底辺を生き残ってきた彼等は厳しい状況も楽しんでいる……だからこそ、これからも「地に足をつけたグループでいてくれて」「これからも大阪らしさと、今まで向けてくれていた私たちファンに対する暖かさも忘れずに」「自分たちの目指す道を自分たちの足で歩いて行って欲しい」「もっともっと飛躍していってもらいたい」そして「私たちに幸せを分けてくれ続けてくれると信
じています」。

 さらに感動するのは、関ジャニ∞ファンでも、他のジャニーズのファンでもない方が複数、このたくさんの今回のコメントを読んで、「関ジャニ∞さんがファンの方からとても愛されているグループなんだということを」知ったことです。「みなさん、彼等のパフォーマンス能力の高さと温かい人間性に魅かれてファンになられているんですね」「コメントされているファンの方の言葉一つ一つにグループへの深い愛情を感じます」。

 私もできる限り、これからも関ジャニ∞に対してエールを送り続けたいと思いました。8→1

 

    2007年4月10日関ジャニ∞》