ひょっこりひょうたん島 熱中ノート

 

ひょっこりひょうたん島 熱中ノート(復刻版)
 

■本書の解説

 小学校5年生の伊藤悟少年が、なぜ『ひょうたん島』に魅せられて、その後5年間も記録を続けたのか、それには当時の社会背景や伊藤少年のキャラクターもからんで、思わぬドラマがあったのです。『ひょうたん島』のあらすじ・キャラクター紹介を中心に、その魅力をあますところなく解明してあるばかりでなく、あわせて語られている伊藤悟のライフヒストリーから伝わってくるメッセージは、「自分らしく生きる」ことを考えたくなることうけあいの、読み応えのある本です。


■オリジナル版の帯にあった言葉より

 今から36年前(2000年現在)小学校5年だった伊藤悟が、以降5年間にわたって『ひょっこりひょうたん島』を欠かさず見ては、その内容を記録しておいた視聴ノートや録音テープ、台本のコレクション。それらが今回、貴重な第一球資料として活用され、同番組のリメイク放映(NHK衛生第2)実現に道を開くことになった。
 本書は、60年代を代表する傑作人形劇『ひょっこりひょうたん島』との出会いから再開までを鮮烈な思い出とともに綴った、熱中の遍歴記録である。


伊藤 悟=著 メディアパル=刊 
1600円(税込)


 

【本書の主な内容】

 プロローグ
  帰ってきた『ひょっこりひょうたん島 』

 第1章
 『ひょっこりひょうたん島 』の物語世界(ストーリー)
 '64〜'65
   ライオン王国、犬の国ブルドキアを経て、
   海賊や魔女リカが乱入し、
   南ドコニカ大陸のアンカ山へ登る千変万化の展開。
  '66〜
   大金持ちマリー・ホーマーの来訪から
   アンコロピン王国再建、
   クレタモラッタ島での地球防衛作戦と続く緊迫の展開。
  '67〜
   グッバイ・ジョウをめぐる大捕物のあと、
   砂漠の国アルカジル王国へ、
   あくま島へと至る波瀾万丈の展開。
  '68〜'69
   中世ロスとワールドに迷い込み、
   郵便局の国ポストリアを経て、
   ゴールド岬島に行き着く小気味よい展開。

 第2章
 『ひょっこりひょうたん島 』の住人たち(キャラクター)
   ドンガバチョ トラヒゲ ダンディ 博士/ライオン
   チャッピ サンデー先生 テケ/ダンプ/キッド
   海賊4人組 ブル元帥/長官/アホウ鳥
   ランニングホーマー クレタモラッタ島の神々 ムマモメムほか

   親のいない子どもたちの謎

 第3章
 『ひょっこりひょうたん島』の精神世界(スピリッツ)

 第4章
 自分史と『ひょっこりひょうたん島』
 --'60〜'80 まわり道の青春グラフィティ

 エピローグ
 60年代テレビ文化の貴重な遺産が永遠に共有されることを願って

 私製
 ひょっこりひょうたん島 年表

 口絵
  ひょっこりひょうたん島キャラクター図鑑 巻頭1
  懐かしくて、そして新しい、ひょうたん島ワールド 巻頭4

 写真コラム
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